手廻しおるがんのパフォーマンスの仕事と並行して
私が地元で支援している事に、
不登校の子ども達のクラスがあります。
はじまりは思いがけない事で、
私から希望したのではなく
小学校の校長先生が、この教室に異動になり
「外部講師として来てもらえないか」と
私にご依頼を頂きました。
不登校の子ども達の教室は、
「適応指導教室」と呼ばれ、
学校生活の中でちょっと羽を休めに来る
宿り木の様な場所だと思ってください。
と説明されました。
相手は中学生、それまで相手をしていた小学生とは違います。
不登校の生徒たちにどう向き合ったらよいのかもわからないし
悩みましたが、やってみようと、
この教室に通い始めたのが2011年の事でした。
あれから7年
今では、在籍年数だけは、どの先生よりも長くなりました。
(だって、私は正規職員ではないので異動がありません笑)
今でも、毎回「あの対応でよかったのか?」と
悩む事の連続ですが、7年前より増え続ける不登校生の数に
悩んでる場合じゃあない!と希望を持って前を向いています。
今日、その教室に、ここの卒業生が訪ねてきました。
友達のこども(小学生)が毎日一人で家にいるのを見て
昔の自分と重なり、何か力になれないかとここへ
相談に来たそうです。
でも、知っている当時の先生はいないし
「誰に聞いたらいいのかなぁ、どうしよう?」と
不安に思っていた所に私を見つけたのでした。
私は「何かあったら連絡して」と卒業生全員に
アドレスを公開しているので
卒業してからも、何人かは連絡をしてきます。
彼女もその1人でした。
高校を卒業して
就職して
今でも時々引きこもりになったり
人と話すのが苦手だったり
電車に乗れなかったりですが
そんな彼女が
人の力になりたいと勇気を出して
ここへの階段を上がってきてくれた事
1歩踏み出すのに
人の倍以上時間がかかる子達ですが
その1歩を自分から踏み出して来てくれた事に
大きな拍手を送りたいです。
私が今ここにいる意味は
何をするかじゃなくて
ここに居続ける事なのかもしれない。
宿り木にとまり続け、仲間を見守る鳥になる...
そんな事を考えた1日でした。
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